リトミックとの出会い
今回は私事ですが、リトミックとの出会いやリトミック講師になろうとしたきっかけをお話ししていきたいと思います。
私は以前、幼稚園7年間保育園5年間教諭、保育士として働いておりました。
10年以上前から保育園では保育士によるリトミック指導が行われていたり、勤めていた幼稚園では専属の講師によるリトミック指導、バイオリン指導そのほかピアノ講師によるアンサンブル指導などがあり音楽活動が盛んでした。(もともと音楽学校だったその幼稚園に勤めた事も何かの縁かも知れません。)私は間近で音楽指導が子供達の成長を豊かにしている場面をたくさん見てきました。
音楽でつづる豊かな1日
もちろん音楽教育を導入していない保育現場でも、必ず音楽は用いられています。歌の時間はもちろん、『おはよう』『いただきます』『おかたづけ』『おかえり』など、子供たちの活動において、そこには高い確率で音楽が関わっています。また、それは『生演奏』によることが大変多いですね。その生演奏の多くは保育者の弾くピアノです。そして子供たちは先生の弾くピアノに合わせて、歌ったり踊ったり、簡単な楽器演奏をしたりします。また手遊び、わらべ歌などを歌ったり子供たちは幼稚園や保育園にいる間、まさに『音楽と共にある』と言っても良いでしょう。そして、多くの子供たちにとって、もの心ついて最初にに触れる『生』の音楽が、幼稚園・保育園にあるとすれば、その品質は重要だと強く感じました。
リトミックの重要さ
しかし、幼稚園教諭や保育士、それまでの自分を含め、子供達に伝えている「音遊び」が保育の中に埋もれてしまい当たり前になってしまっている部分があり、深く意味を把握していないのではないか?と疑問を持ちました。保育者のする手遊びや、子供達が大好きな模倣遊びの演奏などにはかなりリトミック要素が含まれおり、それは成長の目覚ましい幼児期には大きな意味を持ちます。それなのに当時、私はよく理解していませんでした。
前述したように、幼稚園では専属の講師によるリトミック指導で子供達が次々に講師のピアノに合わせ表現を楽しんでいました。講師は子供達の様子を見ながら、次々に音楽の世界を作り出し、その世界で子供達が音楽を感じている姿に私は感動しました。
リトミックを多くの人に伝えたい
「私も音楽を子供達に伝える、リトミックを深く理解したい!」と思いその後幼稚園教諭をしながら勉強を始めました。
その勉強はとても楽しく、音楽を指導する上でとても大切なことばかりでした。
資格を取得している最中には「早く子供達に伝えたい!多くの方に広めていきたい!もっと音楽の素晴らしさを伝えたい!」という気持ちが強くなりました。
そして、リトミック講師資格取得と同年に職場を退職後、リトミック教室を主宰、今では多くのお子様にリトミックや音楽指導をしています。
私は今大好きな子供達と音楽に囲まれてお仕事をさせていただいています。とても幸せです。音楽を通しての目的を見つけてから、意味を持っての仕事にやりがいを感じます。『楽しい音楽を広げていきたい』『音楽が人を豊かにしたい』という目標に向かって今も頑張っています!
平田みどり
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