ピアノを習う目的
ピアノを習う、ピアノ教室を探している、ピアノを初めてたい、そう思うのは必ず目的があるからですね。
*ピアノが好き、ピアノで好きな曲を弾いてみたい。
*上手くなって、将来仕事などに役立てたい(幼稚園教諭になるためなど)
*音大に進学するため
*子供にはピアノをやらせたい(子供からの要望ではない場合など)
理由があり、ピアノ教室をお探しになっている事と思います。またその目的や理由で、どんなピアノ教室を選ぶかも違ってきます。数多いピアノ教室で、自分にあった教室選びはとても重要ですよね。
ピアノ教室の特色
数多くのピアノ教室がある中で、先述した目的にあったお教室選びをするにはまず先生の生徒への想いや、先生の特色を知ることが大切です。同じピアノを習うことですが、その目的によってその進度や指導はだいぶ変わってきます。また同じピアノ講師でも、オールグランド(幼児→小学生→レベル上位→音大受験→シニア)の先生はあまりいません。ピアノの先生もそれぞれ得意とする層があります。
それぞれに、指導のポイントがあります。例えば、初めてピアノを習う小さな幼児のレッスンは、まだ椅子に座っている事も集中力も長く続かず、講師のアイディアが重要になってきます。いかに、子供が楽しんでくれるかをいつも考えてレッスンをしています。時にはリトミックを取り入れたり、お歌を歌ったり上手く子供の気持ちに寄り添えるレッスンを心がけています。
まず体験レッスンを!
ピアノを習う目的を踏まえ、ピアノ教室や先生の想いをリサーチしたら必ず体験レッスンに行かれてみてください。「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、ピアノ教室の雰囲気や先生の接し方でフィーリングが分かります。気になるお教室が複数あれば納得がいくまで体験レッスンに行かれるといいと思います。
そして、なんとなくで決めず自宅に帰りもう一度よく考えてお教室を決める事をおすすめします。それは、ピアノが1年2年の付き合いで終わって欲しくないのです。ピアノを習得するにはそれなりの時間と努力も必要です。ぜひ、本当のピアノの楽しさと一生の友達になるためにこれから長年関わる気持ちで、考えて欲しいのです。お家に帰り、体験レッスンを振り返り「教室に対する安心感」や「指導者への信頼」「教室規約」などに目を通して頂きじっくりご判断頂きたいと思っています。
「この教室に預けるとこが、この子のためになる」とご両親が納得された時、講師と生徒さん、保護者の方が同じスタートラインで10年後を見つめられる、そう思っています。
ピアノ講師の使命
ピアノ教室の講師の使命は「ピアノを大好きになってもらう」事だと思うんです。これはどんな目的の方への指導時にも当てはまります。嫌いな事は誰もしたくありません。当たり前ですね。
しかし実際にピアノ教室に通い始め、「ピアノが難しくて嫌いになってしまった」「ピアノの先生が怖かった」「せっかく弾けるようになったのに好きな曲を弾かせてもらえなかった」などをよく耳にします。
興味を持ち好きで始めたピアノが、レッスンに通う事で遠ざかってしまう…こんな悲しい事はありません。
なぜ、使命とかけ離れてしまうのでしょう。
講師は「上手(好きに)になって欲しい」と必死に指導してくれます。これはどの講師も同じだと思います。しかしそのアプローチが1人1人の生徒にとって合っているのか、が問題です。
先述した、目的にあった講師選びも関わってきますね。
ピアノが教えてくれる事
ぜひ、始めたいと思ったその気持ちを大切にし体験レッスンに足を運んでみてください。自分にあったピアノ教室は、あなたのピアノへの気持ちを精一杯応援してくれることと思います。ピアノを通じて音楽を奏でる喜び、コツコツ努力する大切さ、続ける事の大切さ、自分への自信と誇り、ピアノはあなたに多くの事を教えてくれます。あなたとピアノを結びつけてくれる素敵な先生が見つかる事を願っています。
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