リトミックって何歳から始めればいいの?

リトミック

「子供の成長に音楽が良い」という話はよく聞きますよね。胎児にクラシックを聴かせてみることや、生まれたばかりの赤ちゃんに子守唄を歌って聞かせる事は心を落ち着かせる効果があります。胎児は20週を過ぎた頃から、音をしっかり聴き分けていると言います。胎教で音楽を聴かせるのが良いと言われていることもこのことからです。そんなに早く音が聴こえているなら、音楽教育は早い方が良いと考えられます。 実際、音を楽しむという意味では早いに超したことはありません。それは音楽が子供の感性や創造性、豊かな人間形成を育てる効果があるからです。

子供にさせたい習い事ランキングを見ると、音楽教室やリトミック・ピアノなど音楽に関わることが常に上位に上がることからも、その効果が注目されていることがわかります。

音楽教育と聞くと、ピアノやバイオリン、ギター、フルートなどが思いつくでしょうか?楽器を使う音楽になると、手や身体が発達してからでないと難しかったりします。早くて3歳以上といったところでしょうか。でも、歌を歌ったりリズムに合わせて体を動かしたりするのはどうでしょう?それも立派な音楽教育です。お母さんの歌に合わせて赤ちゃんがにこにこしたり、体の一部を動かしたりすることありますよね。それも音楽です。 そして、まさにその活動こそが「リトミック」なんです。知らぬ間にママ達が、お子様に向けて音楽(子守唄や手遊び、プップーなどのリズミカルな音真似、オノマトペ)で語りかける部分は多いですね。つまりリトミックは0歳時から可能な音楽教育なんです。ただ、運動機能が未熟であるため、耳で聴いた音を表現する方法は限られてしまいます。その場合、お母様にご協力いただいて表現をオーバーにしていただくことで、お子様がたくさんの音を知り、感じることができます!(お母様にはご協力いただく部分が多いですね。^^;)

1歳過ぎからは子供達も自発的に動けるようになることで、自分で表現したくなったり楽しさの幅が広がり活発的になってきます。

つまりリトミックは、聴く能力が備わった時期から可能で(周りの援助を借りなら)運動能力の発達に合わせて0歳から可能なんです。すでに1歳を過ぎた頃からは楽しく音楽を表現することができます。お母様はお子様の「こんなふうに表現するんだ~」と成長が見えてきます。

また、早くから音楽教育を始めると、絶対音感が身につくと言われています。人の耳の成長が止まるのはとても早く、7歳になると止まってしまうそうです。それよりも前に音楽教育を始めることで、絶対音感を身につけることができます。7歳を超えてしまうと身につかないわけではありませんが、少し苦労することになるでしょう。音を聞き分けられる能力は、外国語の習得にも役に立ちます。難しい発音の言語でも絶対音感を身につけている子供の方が、早く言葉を聞き分け発音できるようになるようです。

是非年齢に合わせたリトミック、お子様の成長に合わせたリトミックを親子で楽しんでいただけたらなと思います!

平田みどり

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