幼児期の習い事

ピアノ

2歳〜3歳児の集中力

幼児の集中力は時間にして、どのくらい持つか知っていますか?

小学1年生ですら、1つの事に15分と言われています。ですから、小学校の授業では様々な工夫がされて行われているのでしょうね。

これが幼児の場合だと、もっと一つのことに集中できるのは短時間となり、2、3歳時では2、3分くらいでしょうか。幼児向けのテレビ番組では一つひとつの歌やコーナーは1~2分程度となっていたり、絵本もパッと終わってしまうものが多いですよね。ですから、実際にレッスンでも「5分持ってくれたらラッキー」くらいの気持ちで望んでいます。

幼児に特化した工夫

特に、当教室のリトミッククラスでは0歳から3歳児までお通い頂いていて、その年齢、月齢での動きや集中力は様々です。レッスンで心かけていることは、「楽しく、分かりやすく、手短に!」。すぐに達成できる(簡単なゲーム)チャレンジをさせたり、「あと1各回!」と終わりを告知すると、集中する事ができます。そして必ずいいところを見つけて褒める!これが幼児教育のモットーだと思っています。

レッスンに来てくれた事、同じ空間で音を聴いてくれただけで必ず何か成長しています。よく聞くのはレッスンでは全く動かずママの側から離れなかったお子さんが後日ママから「レッスンの後自宅に帰るとその日のレッスンを嬉しそうに最初からうやっているんです」また、「突然、レッスンでやっているドーレーミーファーソー・・・を正確に歌い出してびっくりしました」などなど。

このようなエピソードを教えて頂くとさらに参加してくれた事に大きな意味があるのだとつくづく感じます。

ピアノのレッスンでは

ピアノのレッスンでも4歳時、5歳児がいますが集中力は成長過程です。30分椅子に座るレッスンはまだまだ過酷ですね。ただ2歳児、3歳児との違いはお話が上手になっている事、自分で気持ちを伝えてきます。その内容は・・・

「できない」「つまらない」「今日ね・・・(突然関係のない話)」・・・

このような話が出てきたら、もう飽きたサインです。今している(曲やワーク)事以外の事にサッと移ります。この時に「大丈夫!頑張ろう。」と張り切ってももう子供の気持ちはここにあらずです。幼児のレッスンの基本は「楽しく、分かりやすく、手短に!」です。飽きてもいいんです、講師が次から次へと楽しいレッスンを繰り広げれば、必ず子供達はレッスンで何かを持ち帰ってくれています。

成果は出るの!?

習い事をしていると当然気になるのが、「成果が出ているか」ですよね。

確かに、「これができるようになった」という成果がはっきり出ていれば親子共にやる気もアップしますが、成果がすぐに出なくても焦ったり落ち込んだりする必要はありません。

「早くできるようにならなきゃ!」と焦りたくなりますが、あくまでもお子様を信じて応援してあげましょう。楽しく取り組みを続けていれば、成果は必ずついてきます。

子供は常に成長の過程にいます。今はできないことがあっても、それぞれのお子様が一人ひとりのペースで成長しているのです。大人にも上手くできなかった事なことや失敗してしまった事は必ずありますし、子供も同じですよね。

「今日はこれもできなかった」ではなく「今日はこれができた」とプラスにとらえることも大切ですね。何事も「楽しい」「よかった」と思う気持ち次第です。そしてそれを子供達に伝えるのは大人の役目です。「辛い」「厳しい」「ダメだった」など、実は大人が決めて知らぬ間に子供に伝えている事が多いです。

幼児期の信頼関係こそ成長の鍵

子供は幼児期に親や周りの大人(講師など)を信頼し安心して成長できる場所と認識できるとその後の成長が大きく飛躍する事ができるのです。

幼児期の習い事だからこそ、信頼しあえる関係を強く結ぶ必要があるんですね。

 

 

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